手数料、そのメリット

一般社団法人を設立する手続き、手数料、そのメリット

昨今では大きな自然災害により深刻な被害を受ける人がいたり、格差社会の余波を受けて貧困にあえぐ子どもがいたりと、社会的弱者が目に見えて増えています。一方、そのように困っている人たちを助けたいと思う人たちも増えてきています。

そこで、よりよい慈善活動をするためにも考えたいのが、一般社団法人の設立です。

一般社団法人とは、「一般社団法人及び一般財団法人に関する法律」に基づいて設立された法人で、事業目的には制限はありません。また二人以上の社員がいれば設立できるので、NPO法人のように、設立要件にハードルの高さがありません。かかる費用も、株式会社の時ほどはかかりません。

一般社団法人を設立すると、まず個人や任意団体で活動する場合に比べ、社会的信用が格段に高まります。例えば街頭で募金活動をしている人がいた場合、任意の団体が個人的に行っている人と、法人として行っている人とでは、人はどちらに募金をしようと思うでしょう? 一般的には、法人として活動している人を選ぶのはないでしょうか。

企業の場合も同様です。慈善活動であったとしても、任意団体や個人としてではなく、法人として営業活動をした方が、企業からの協力は遥かに得られやすくなります。

また契約や登記などをする場合にも、個人名義ではなく法人名義ですることができるというメリットがあります。

例えば法人格を持たない任意団体が契約等を行う場合、代表者名で行うことになりますが、それでは代表者が変わる度に名義変更をしなければならなくなり、手間が増えてしまいます。また団体が不法行為を行うなどして、損害賠償義務が生じた場合にも、法人格を持たない団体の場合には、代表者が責任を負うことになり、個人の負担感が大きくなります。

この点一般社団法人ならば、問われるのは法人としての責任なので、個人がそのリスクを負うことはなくなります。

一般社団法人は、設立手続きが簡便という点でも、活用しやすいといえます。定款を作成し、それを公証人により認証してもらえば、ほぼ手続きは終了します。あとは主な事務所の所在地を定め、役員や代表理事を選任するなど、定款で定めていない細部の項目のうち、法人を運営するにあたり必要な事項を定め、登記申請手続きにより登記簿へ記載されれば、一般社団法人として認められます。かかる費用も、手続きを自分で全て行えば、定款認証手数料や登記手数料など、11万~12万円といったところで済みます。

このように、慈善活動を行おうとする場合、一般社団法人として活動した方がメリットが大きいといえます。特に非営利型の法人と認められれば、税制面でも優遇されます。

長期にわたり、より良い活動をしようと考えているのならば、一般社団法人の設立を考えた方がよいでしょう。

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